楽読インストラクターのりゅういちです。
「これ続けられたらいいな~」ということってことありますか? 僕はたくさんありますが、三日坊主で終わることも多々あります。
しかし、三日坊主であっても、三日坊主を何度も繰り返せば、次第に続く日数が増えて、習慣化されていきます。僕の場合でいえば、朝のジョギングがそんな感じです。
習慣化のポイントの一つは、くじけずに三日坊主を何度もやること。そして、もうひとつ大事なことがあります。それは、その行動自体を気持ちいいと感じられるようにすることです。
よくやってしまいがちなのは、「何かを我慢してやりきったあとに、自分にご褒美をあげる」というパターンではないでしょうか。あなたもやったことあるかもしれません。
たとえば、ジム通いを続けたいという時、エクササイズが終わった後に「頑張ったからビール飲もう!」とか、「ごほうびにチョコ食べよう」とか。
この場合、エクササイズ自体は「快」ではなく、運動の後と「快」が結びついてしまっています。であれば極論を言えば、運動するのと同時進行でビールを飲んだり好きなお菓子を食べたほうが習慣化できます。ただ、この場合、エクササイズの効果はなくなると思いますが…。
こんな話があります。
ユダヤ人には天才が多く、本をたくさん読みます。それはなぜか、ある研究で解明されました。
ユダヤ人は幼少期に、父親のあたたかい膝の上に乗せられて、水あめを食べさせてもらいながら聖書を読んでもらいます。つまり、あたたかい体温、甘い水あめ、優しい声に包まれているのと同時進行で、本を読むという習慣が身に着くというわけです。
つまり、
本を読む
↓
無意識に「甘い水あめ」と「あたたかい体温の感覚」が蘇る
↓
本が好きになる
↓
たくさん本を読む
↓
結果的に天才が増える
という良い循環がうまれるのです。
もう一度確認すると、習慣化で重要なのは、「やりたい行動」と「快」を同時進行で結びつけることです。ですので、たとえばお子さんに読書の習慣をつけさせたいと思ったら、一つの方法として、本を読んだ後にアメをあげるのではなく、読んでいる時にだけアメをあげると良いでしょう。
「快」というご褒美を同時進行で味わえたら、人はおのずと動くものです。ぜひ試してみてくださいね。
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