目標を立てる前に絶対にすべきこと

楽読インストラクターのりゅういちです。

 

突然ですが、もし何の制約もなかったら、あなたは明日から1週間どこに行きたいですか? どうしてそこに行きたいですか? 都会でも自然の中でも、国内でも海外でも、もちろん自宅でもいい。どこに行って、どう過ごせたら、あなたは一番ワクワクしますか?

 

たとえば、「ハワイでのんびりしたい」とか「温泉でゆっくりすごしたい」とか、「どこに行きたい(行き先)」「どうしていきたい(理由)」のどちらかはあるはずです。

 

「どこに行きたい」「どうして行きたい」がわからないまま、とりあえず成田空港に行って、来た順番に飛行機に乗るという人はほとんどいませんよね。「行き先」もわからないまま「とりあえずみんな乗るから」とか「今乗っておかないと不安だから」とか、「誰かに乗るように指示されたから」とか「チケットが安かったから」とか、そういう「理由」だけでは乗り物に乗りませんよね。

 

必ず自分の腑に落ちる「行き先」もしくは「理由」が先にあって、どの乗り物がそれに一番ふさわしいか選ぶはずです。

 

ところが、です。

 

多くの方は、「どんな人生を送りたい?」(行き先)や「どうしてそんな人生を送りたい?」(理由)ということがわからないまま、人生という旅を続けています。一昔前は、そんなことを気にせず、いっぱい働いていっぱいお給料をもらって生きのびていかねばならない時代でした。しかし今の時代は、生きていくだけでいいなら何とでもできます。むしろ昔に比べて余裕があるからこそ、自分の人生の「行き先」や「理由」をみつけ、自分の思うような人生を設計していく必要があるのです。

 

「行き先」
=「ビジョン」
=「本当はどうありたいか?」

 

「理由」
=「価値観」「自分らしさ」
=「自分にとって何が大事か?」

 

そして実は、「目標を立てる」というのは、旅行でいうなら「行き先」や「理由」を満たすための「乗り物を決めること」にすぎません。仕事や人生で言えば、「ありたい姿」や「自分らしさ」を満たすための「方法」の一部です。

 

例えるなら、飛行機か、船か、電車か、自動車か。「これに乗ろう」と決めた乗り物が「目標」であり、これら乗り物は「どこに行って」「どう過ごしたい」が先にハッキリしないと決まらないはずのものなのです。

 

あるいは、ダイエットで3カ月後までに5kgやせたいというのは「目標」です。しかし、その目標を立てただけではなかなかやる気が出ず計画通りに行きません。それはなぜか?

 

「やせてどうなりたい?(ありたい姿)」

「何のためにやせたい?(自分らしさ)」

 

が明確でないからです。「ありたい姿」や「自分らしさ」がありありとイメージできることが「やる気の素」です。ただそうは言っても、未来の自分を自分をイメージするというの難しいという方もいます。そういう方は、自分だけでやろうとせず、仲間や楽読レッスン、あるいはリターンスクールで一緒に未来を描くといいと思います。

 

今日のお話が何か少しでも気づきのあるものだったら嬉しいです。

 

 

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