スキマ時間は「埋蔵金」

 

楽読インストラクターのりゅういちです。

 

「時間がない」と思っていても、実はまだまだ使える時間がある、時間は生み出せる、ということについて、お話してみたいと思います。

 

スキマ時間は「埋蔵金」

 

僕は毎日、メルマガを配信しているんですが、始めてからかなりインプットの量が多くなりました。やはり毎日毎日メルマガを出すとなると、アウトプットの量もそれなりになるわけで、それまでの3倍くらい読んでるかもしれません。

 

いつ読んでいるかと言うと「スキマ時間」です。とくに「電車の中」です。

 

あなたは電車の中でふだん何をしていますか? スマホを触っているっていう場面、多くないですか?? メール、LINE、facebookあるいはゲームなどなど、、、。座席に座っている人が全員スマホを触っているっていう光景もよくありますよね。そして僕もそうでした汗。

 

 

でもですね、嫌われるかもしれませんが、感じていることをあえて言いますと、、、

 

電車の中でスマホを見るのは最大の時間の無駄

 

もちろん、facebookなどのSNSが商売道具で、それで集客してたり、種を蒔いているのは話が違ってきます。僕の周りにも終始スマホで、「いいね」をたくさん押したり、イベントへたくさん招待したり、メッセージをたくさん送ったりして結果を出している人もいます(←分かる人には分かるIさん笑)。

 

でもそういう明確な意図を持たず、何となくfacebookを眺めてて、他人の投稿に「いいね」を押してる時間って必要ですか? って僕は思っちゃったんです。メルマガを書き始めてからの意識の変化でしょうか。

 

僕は今、電車に乗っているときも、電車を待っているときも、ランチで食事が出てくるまで待っている時も、基本的には本を出したり、最近はiPadで読書をするようにして、スマホを見るのは大事な連絡とか勉強になるメルマガなど必要最小限にしてます。

 

 

そうすると、片道少なくとも約30分は読書時間を確保できます。往復で1時間、一週間で7時間。とすると、1週間に本2~3冊は通勤時間で読めます。

 

こうやってスキマ時間を少しずつ積み重ねていくと、かなりの量になります。いうなれば「埋蔵金」のようなものです。あなたはこの埋蔵金、掘ってみたいですか? 掘りたくないですか? この時間の使い方で人生が変わると思います。

 

 

きっとこのブログを電車の中で読んでいる読者さんも多いかも汗。もちろん、それぞれの方の価値観があるので自由にされていいのですが、もしあなたがインプット力やアウトプット力を鍛えたいと思っているなら、電車の中のスマホは極力避けるべきでしょう。

 

「いやいや、そうは言ってもインプット力をつけるためにネットから情報をとっているんだよ」とい意見もあると思います。ここについては「情報」と「知識」の違いが大事になってきます。

 

「情報」と「知識」の違い

 

あなたはふだん、どれくらい本を読んでいますか? 日本人の年間の読書量は「12.3冊」だそうです。1カ月にたった1冊・・・汗。さらに文化庁の「国語に関する世論調査」(2013年)によると、「1ヵ月に何冊読んでいるか」という質問に対して、こんな結果が出ています。

 

1冊も読まない・・・・47.5%

1~2冊・・・・34.5%

3~4冊・・・・10.9%

5~6冊・・・・3.4%

7冊以上・・・・3.6%

 

つまりあなたが月に7冊読んでいたら、読書量において日本人の上位4%に入っているということになります。

 

一方、「ネットで情報を取っているから本なんか必要ない」という方もいます。しかし、読書だからこそ得られるものがあると僕は思います。たとえば、1年前の新聞を読んだ時、すごく役に立つことが書かれていますか? おそらくあまり実生活では役に立たないでしょう。それは新聞がほとんど「情報」で占められているからです。

 

では10年前に買った本を読み返したらどうでしょうか? 「昔読んだときと違う新しい発見があった」と思う本がたくさんあるのではないでしょうか?

 

1年経って古くなるのが「情報」、10年経っても古くならないのが「知識」です。ネット、TV,雑誌、週刊誌などで得られる内容は大半が「情報」で体系だった本から得られるのが「知識」です。

 

「情報」
=「事実」「結果」「事象」

 

「知識」
=「事実」「結果」「事象」の積み重ねから吸い上げられた「エッセンス」

 

もちろん、ネット上で得られる「知識」もあるし、「情報」しか載っていない本もあります。しかし、ザックリまとめると、ネットは「情報」を得るもので、本は「知識」を得るものと言えるでしょう。「情報」は言いかえれば「断片化された知識」であって、その情報を集め、分析し、整理し、記憶し、体系化し、熟成してはじめて自分の生活やビジネス、人生に役立てられる「結晶化された知識」にすることができます。

 

本ではすでに著者が情報を分析し、整理し、体系化してくれています。そこには最初から「知識」が書かれているので、本から直接「知識」を吸収する方が1から学ぶよりも100倍楽であり、効率的なのです。

 

もちろん「情報」も大事なので、必要な「情報」を得ながらも、さまざまな内容の本を読み、「情報」と「知識」のバランスをとることが大事じゃないでしょうか?

 

スキマ時間の読書でより内容が頭に残る

 

スキマ時間に読書をした方が、内容の記憶にも有効です。というのは、制限時間があると集中力がアップするからです。たとえば、ウルトラマンは地球では3分しか戦えません。しかし、3分という活動の制限時間があることこそが、ウルトラマンの強さの秘密でもあります。なぜなら、何かを行う時に制限時間を決めると、集中力がアップし、脳が高いパフォーマンスを発揮するからです。例えば電車に乗って「乗り換えまでの15分で1章を読み終えよう」と、制限時間つきの目標を定めることで、漫然と読むよりも高い集中力を発揮できます。また、60分まとめて読書するよりも、15分のスキマ時間4回で読書したほうが内容が頭に残ります。

 

というのも、何かを始める時に「さあやるぞ」という最初のがんばりと、ゴールが見えた時に「もうひとふんばり」という最後のがんばりがありますよね。これを「初頭努力」「終末努力」と言ったりするそうです。15分で本を読むと、「初頭努力」で5分と「終末努力」で5分、合計10分の「記憶力の高い状態での読書」が可能になります。これを4回繰り返せば、60分中40分がその状態になります。

 

一方で、60分連続で読書をすると、合計10分しか「記憶力の高い状態での読書帯」がありません。もちろん、邪魔が入らないような集中しやすい環境で読書をすれば、60分の連続読書でも高い集中力を維持できますが、15分程度のスキマ時間でも連続読書以上に効果を発揮できるのです。

 

 

スキマ時間以外のおススメは寝る前

 

スキマ時間以外のおススメは「寝る前」です。というのは、寝る前に読書をすることで「記憶」を最大化し、睡眠にも入りやすくなるからです。

 

 

寝る前に勉強すると、勉強したことが頭に残りやすいとよく言われます。寝ている間には新しいインプットがなされないので、「記憶の衝突」が起こらず、頭の中で整理が進むからです。思い起こせば僕も高校時代、定期試験の直前は寝る前に英単語300個とか一気に覚えてました。でも、テストが終わるとすぐに忘れてしまうんですが汗。

 

さらに、イギリスのサセックス大学の研究によると、読書を始めてわずが6分で、被験者たちの心拍数が落ち着き、筋緊張もほぐれたそうです。音楽鑑賞その他のリラックス法と比べても、読書で最も高いリラックス効果が得られると報告されています。つまり、睡眠前の読書は心と体をリラックスさせて睡眠に入りやすくしてくれるのです。

 

そしてもう1つ、寝る前に考え事をすると、朝になると解決法がひらめくということが言われています。先ほどお伝えしたように、睡眠には「頭の中を整理する」という役割があります。なので、睡眠中に頭の中に散らばっていた情報が整理されて、朝、目覚めたときに問題解決方法がポンと浮かぶということがあるのです。

 

「次に目覚めたときには問題の解決方法を思い付いている」と強く念じて眠りにつくと、朝にひらめきがおきやすいそうです。これは「追想法」といって、なんと湯川秀樹博士やエジソンなどもこの方法を活用していたそうです。

 

僕もメルマガは寝る前にいろいろ調べたりして、考えながら書いておくと、不思議と朝、目覚めたときに「こういう順番で書いた方が分かりやすいな」とか「こういう表現の方が伝わりやすいな」とひらめくことが多いです。

 

ぜひスキマ時間以外にも「寝る前の時間」を活用してみてくださいね。

 

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